アルパカ旅物語

旅と日常と時々未来

カンボジア.HOC ノリア孤児院 ボランティア 2018.3.16〜 No.3 「召し上がれ」

今日はほっこりする話!

 

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 写真はマヌケ顔を取られた一枚!

 

最近クックmammyが体調を崩してるため、毎日の買い出しから料理、ご飯の準備、片付けを

全て子供達自身で行う。

 

毎食30人前を作るのは、

例えば学校の文化祭でお昼時焼きそばの屋台をひとりで回す感覚。

それも火は薪で!笑

 

僕が焼きそばを作ると

「美味しいーねー!」

「ありがとう」

 

と空になったお皿を持ちながら独特の外人日本語のイントネーションで伝えてくれる。

 

子供がご飯を作ると、これでもかという調理で使った食器が山になり、

それを1つずつ洗っていく。

 

お皿を動かすごとにハエが舞う中、ひとりで黙々と洗い上げる。

ここに来た当初は誰も手伝ってはくれなかった。

 

 

ただ今は

「たかしー!」

と後ろから声がして振り返ると、

照れるように顔にしわを作りながら

 

「ありがとう」と。

こっちが照れくさくなる。

 

「OK,OK!大丈夫」

「you are tired I do」と言って、

洗い物を変わってくれる子もいる。

 

そんな言葉かけられるとおじさんは嬉しくて涙目になる。笑

 

 

私は料理が好きだ。

 

「召し上がれ」

この言葉の裏には、「しっかり食べて、しっかり生きて」

そんな意味が込められている。

母親が子供にいつもご飯を作る様に。

 

ただ私は日本にいるよりも

孤児院にいる方が強く想いが込められる。

 

ここに来る前はまともにご飯も食べれていなかった、そんな事を思うとより強く。

 

孤児院のボランティアで大切な事の1つが「しつけ」。

子育てをしたこともない私がどう「しつけ」をすれば良いかわからなかったが、

私はただ見本になれば良いのかもしれない。

 

子供は大人が思うよりも、大人の事を良く見ているから。

 

 

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